ぱぴぷぺポップな仕事術

~いろはにほへと~

目標設定が正しくできない人

目標を正しく設定できる人は意外に少ない。

部長や課長が提示した今年度の運営方針をそのまま目標にしてしまっているようなことをよく目にします。

例えば、”不良率半減”、”生産性向上:50%Up”とか。。。

これがそのまま係単位の組織の目標になっていることって多いです。

ちょっと待ってよ。部長(課長)が言った、”不良率半減”、”生産性向上:50%Up”は方針で目標じゃないよ! ”方針”、”スローガン”でしょ。

目的には成り得るけど、そのまま目標にしてはいけない。

こんな目標設定をやっているといつまでたっても成果が上がらないし成長もしない。

 

目的と目標はセットで考える。

目標はその目的を意識して考え設定するとよいです。

目標が目的になっていることって案外多い。

やっている改善が部分最適化で逆に改悪になっていることってあるよね。

このようにならないために目的はしっかり理解しておく必要があります。

また、「言語化された目的」と、「計測可能である目標」。この2つを意識することが大切です。

”生産性向上:50%Up”を目的にしたら、それを達成するための施策を目標にする

ここで、”生産性向上:50%Up”は抽象的なので、さらに自分にとっての生産性50%Upは何かを考えましょう。

例えば、「資料作成の質を上げて作成時間の短縮を図りたい」と考えたら、「上司との資料の修正やり取りに6回以上かかっているので3回以内で終わるようにする」というような目標を設定します。(定量化する

次にこの目標を達成するためにやらなければいけないことを考えてリストアップします。(計画:アウトラインを考える

 資料作成前に上司に完成イメージを伝えてチェックしてもらう。

 先輩たちが作成した資料を見て参考にする。

 誤字脱字を減らすために提出前に2回チェックする。

 ・・・。

など、行動レベルに落とし込む

 

リストアップしたことをやって資料の修正回数が改善されているかを確認しながら、もし改善傾向がないようなら、”やることリスト”を再度検討します。

要するに、PDCAサイクルを回しながら進める。PDCAサイクルは1回では不十分で2回、3回と回し続けることが重要です。

ここで、目標達成の計画(アウトライン)が全く見当がつかないなら目標にしない方がよいでしょう。

なぜなら、絶対に達成できないから。できたとしても再現性が極めて低いから。

この場合、目的を再確認して目標を細分化するなどして計画(アウトライン)が思いつくレベルに落とし込んでそれを目標にするようにします。

 

このように目標を設定して取り組むとおおよそのことは達成できるはずです。

仮に達成できなくてもある程度の成果は上がっているはず。それに、何が原因で達成できなかったかがわかっているので継続もしやすい。

 

目標設定が正しくできる人は、成長スピードが格段に速い。

PDCAサイクルを回しながら推進させるから、どんどん状況が好転します。

成長が加速していき、成長スピードは確実に上がっていくはずです。

しかも成果を出しながら。

 

まとめ

言語化された目的」と、「計測可能である目標」。この2つを意識することが大切。

目標を設定する時は目的を意識する。

目標は定量化する。

目標設定時に計画(アウトライン)まで考えておく。

実行時は、”やることリスト”(計画)に沿ってPDCAサイクルを回しながら実施する。

目標設定が正しくできる人は、成長スピードが格段に速くなる。