ビジネス講座 ~初歩の初歩~:報連相
指示、報告と連絡・相談
上司からの指示は、正しく受け止める。(理解してから着手する)
<上司に呼ばれたら>
- 上司が話している時は:すぐ「はい」と、元気に 返事をする。途中でことばをはさまず、終わりまで聞く。
- 指示が複雑な時は:5W2Hをメモにとる。メモをとる 習慣を身に付ける。
- 疑問や意見がある時は:全ての指示を聞き終わっ てから、率直に述べる。あいまいにしておくと後で思わぬ失敗につながる。
- 指示内容を復唱する:聞き間違い、漏れがないか を確認する。
- 直属の上司以外から指示を受けた時は:部下は直 属の上司から指示を受けるのが原則。このような時は直属の上司に報告し優先順位の確認を行う。
報告は迅速・正確に
指示は「報告」によって終了する。(報告するまでが部下の責任だよ!)
報告で気をつけたいことは
- 「後で報告しよう」ではいけない → タイミングの遅れは上司の判断を遅らせる(早く報告しても、”いつも判断が遅い”なんて言わないで…)
- 悪い報告(ミス、事故の発生)は早く → スピーディな事後対策
- (”事後処理はいつも自分”だなんて言わないで…)
- 不在の時は確実に伝わる工夫を → 後で確認も行う
口頭による報告のポイント
- 話す順序・要点:5W2Hに従って、メモを作って報 告する。複数事項の場合は、重要度・緊急度の高い順に報告する。
- まず結論を言う:ずばり結論から述べ、次に理由を述べる。
- 事実と推測を分ける:事実なのか推測なのか区別をはっきりつける。この区別があいまいだと上司が判断を誤る。
中間報告と連絡
きめ細かい報告が必要な場合は、これを怠らない。
中間報告とは
長期にわたる仕事の途中経 過、トラブルが発生した場合、状況に変化があった場合に必要である。
上司や先輩の知恵を引出す相談
わからないときは、上司や先輩に積極的に相談しよう。
相談する時は、相談の内容を整理してから行う。
(相談する相手を選ぶことも重要…?)
この時、上司 や先輩から受けられるのは「答え」ではなく「ヒント」や「アドバイス」であり最終的には自分で「答え」を考えて上司に判断してもらうこと。
自分で「考える」ことは重要ですが、「悩んで時間を浪費」するのはムダです。
悩んだ時は、すぐ相談しよう!
指示が重なった時などの対応
自分勝手な判断を避け、次の原則に従って業務にあたる。
- 同じ上司からの重複指示:優先順位を確認してから進める
- 上司の上位者からの指示:上位者の指示を優先するのが原則だが、緊急性も考慮し上司の承 諾を取る。
- 進行の不都合:遅れの原因などの現状、今後の見通しの報告後、指示をあおぐ
- 疑問の発生:内容や方法は勝手に変更しない。改善案はきちんと提案する。
- 緊急事態:まず自力で対応し、関係部署への連絡と上司への報告を行う。
仕事をする際に大切なまよけ
仕事をするなかで、報告・連絡・相談は欠かせない重要ポイントですが、その際に「ま・ よ・け」をおさえて行うことを心がけよう。
「ま・よ・け」は組織能力研究所長の柴崎篤義氏の創案した言葉だそうで す。
- ま:まめに伝え合う → 早めの行動
- よ:よく確かめる → その場で確認
- け:けじめをつける → いい加減にせず、きちんと行う